想定騎手 ?スプリンターズステークス2016?
馬名 | 斤量 | 想定騎手 |
---|---|---|
ウリウリ | 55.0 | 戸崎圭太 |
サクラゴスペル | 57.0 | 横山典弘 |
サトノルパン | 57.0 | 和田竜二 |
シュウジ | 55.0 | 川田将雅 |
スノードラゴン | 57.0 | 大野拓弥 |
ソルヴェイグ | 53.0 | 田辺裕信 |
ダンスディレクター | 57.0 | 浜中俊 |
ティーハーフ | 57.0 | 池添謙一 |
ナックビーナス | 53.0 | 酒井学 |
ネロ | 57.0 | 内田博幸 |
ビッグアーサー | 57.0 | 福永祐一 |
ブランボヌール | 53.0 | 武豊 |
ベルカント | 55.0 | 蛯名正義 |
ミッキーアイル | 57.0 | 松山弘平 |
レッツゴードンキ | 55.0 | 岩田康誠 |
レッドアリオン | 57.0 | 川須栄彦 |
レッドファルクス | 57.0 | M.デムーロ |
有力馬と騎手 ?スプリンターズステークス2016?
ビッグアーサー(牡5)/福永祐一
トライアルのセントウルSを見事に逃げ切って制したビッグアーサー。これまでの競馬とは一変して自らペースを作って快勝した。迷いのない逃げで進めた福永騎手の好騎乗も光った。
しかし、この馬は本来は先行してからの差しで競馬をするタイプ。今回絶対に逃げないと行けない馬はいないが、逃げ・先行タイプは多数いる。
番手、もしくは好位から進めて前にプレッシャーをあたえていく競馬は福永騎手も好きそうだし、マークがよりいっそう厳しくなることが想定される今回は、前走と同じような逃げの手は通用しないだろう。
前走、レースの序盤にスノードラゴンに競りかけられた時に馬が行く気を見せてペースを引き上げていった点については、このレースに限ってみれば結果的には正解だった。しかし折り合いの課題はまだ克服できていないということもわかったので、ペースがスローになったり、揉まれたりした時は心配だ。
ミッキーアイルやネロあたりが逃げればここを見ながらレースできるので、この後ろ好位で競馬を進めていくのが理想か。いずれにせよ、今回のレースではビッグアーサー中心で見ていきたい。
ミッキーアイル(牡5)/松山弘平
高松宮記念(2着)から直行のミッキーアイル。鞍上は今年に入ってから全2戦ともミッキーアイルの手綱を握っている松山弘平騎手だ。
この馬はスタイルがころころ変わって大変だ。マイル路線から短距離へ、脚質も逃げから先行へと、同馬を管理する音無師も試行錯誤しているようだ。なかなか適性が読みきれない部分がある馬なので今回のスプリンターズSではどういった戦法で走るのかが気になるところ。
前走の高松宮記念では逃げるのでは?と言われていたが、結局3番手から控えて2着でレースを終えた。前半から前に行くスピードでこの馬に敵う馬は今回メンバーの中にはいなそうだ。昨年のスプリンターズSでは3番手から進めて4着に敗れているし、中山は2歳時に走ったひいらぎ賞(500万下)で逃げ切って勝った舞台でもある。今回のスプリンターズSこそ逃げていくのではなかろうか?
ブランボヌール(牝3)/武豊
前走のキーンランドカップ(1着)から中4週で挑むブランボヌール。前走で手綱を握った戸崎騎手はウリウリに騎乗のため、ブランボヌールには武豊騎手の予定となっている。初コンビだが武豊騎手が手綱を握るとなると注目せざるを得ないだろう。
武豊騎手にとっては未知数の3歳牝馬。馬の方は前走シュウジを破って優勝して調子が良さそうだが、騎手の武豊は近走勝てていない様子。夏の函館と札幌で1番人気を3度も馬券圏外に飛ばしており、先週の神戸新聞杯でも2番人気のエアスピネルで5着に敗れている。
斤量も前走より2kg増、初の中山、古馬G1級とは初対戦、不安要素の多い一頭なだけに慎重にならざるをえない。
ダンスディレクター(牡6)/浜中俊
約8ヶ月ぶりの休み明けだった前走のセントウルSでは、スタートで出遅れてから後ろで何もさず7着に敗れた。長期の休み明けならこんなものだろう。問題は本番の次のレースだ。
鞍上は引き続き主戦騎手の浜中騎手の予定。ミッキーアイルにも乗っている浜中騎手だったが、選んだのはダンスディレクター。前走の凡走ぶりから状態の不安があったが、ミッキーアイルよりもこちらを選んだことで期待度はいささか増したか。ただミッキーアイルの主戦の座を松山騎手に奪われたという見方もできるのでそこはあまり深く考えなくてよいだろう。
年齢も6歳だし、前走は無理しないで無難に叩いて本番に標準を合わせてきた。究極仕上げで挑めるなら勝ち負けはある。
圧倒的人気だったビッグアーサーは3着までと予想。下手に控えすぎると2015年のドスローの再現もあり得るので、前で積極的に競馬をする必要があると思っていたが、鞍上がそこまで出していくか不安に感じて届かないと予想し、レッドファルクスに切り替えたのが正解だった。夏に復調してきていたソルヴェイグを買えていた点も我ながら見事だった。
さて、今年は昨年の覇者のレッドファルクスが人気の中心となりそうだ。昨年人気だったビッグアーサーは約9ヶ月ぶりのぶっつけで、今年は評価を落としそう。かわりにメラグラーナ、セイウンコウセイ、ダイアナヘイローといった夏競馬を駆け上がってきた馬たちが注目されている。さて、今年はどう組み立てるか。どこから買おうか迷ってしまうスプリンターズステークス2017。今年も3連単で勝負だ。
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